「戦前」は近いのか?
先日、アメリカの雇用統計局長が、トランプ大統領から解任されたというニュースを受けた記事を掲載しました。
ところが、その後も、トランプ大統領関連のニュースで目を疑うようなニュースをよく見かけます。
例えば、直近だけでも次のようなニュースがありました。
8月23日、FBI、ボルトン元大統領補佐官の自宅など捜索 国家安全保障巡る捜査の一環(CNN)
8月23日、トランプ政権、国防情報局長官を解任 イラン攻撃の初期評価に不満?(朝日新聞)
8月26日、トランプ氏、自身を批判したインタビュー流したABCに免許取り消しをちらつかせる(CNN)
8月27日、トランプ大統領「死刑を求刑することになる」 首都ワシントンでの殺人事件についての方針表明(TBS)
8月27日、トランプ大統領、FRB理事に解任通告 住宅ローン契約を巡る不正疑惑を理由に(テレ朝ニュース)
背景事情の詳しいところはわかりませんが、「上」からの締め付けが厳しくなっているように感じます。
「憲法」は、本来、「上」からの締め付けに対して、国民・市民の「自由」を守るためのものです。
アメリカ憲法がこれからどのように変容するのか、あるいは、その存在意義を発揮するのか、今後も注目です。
日本でも、「憲法」を、国民・市民の「自由」を守るための存在とみるのではなく、国民に「責任」や「義務」を自覚させるための道具として捉えるかのような見方を喧伝する政党が出てきています。
今は、おそらく時代の変革期。
「自由」や「人権」の普遍性について、再認識が必要な時代になったと感じます。
またまたお遊びで、ChatGPTに、「戦前」について質問してみました。以下、お遊び程度にご参照ください。
なお、例によって、AIの回答は不正確な場合も多いですので、鵜呑みにされずあくまでも自分で調べるきっかけ程度にご認識ください。
————————————————————-以下、ChatGPTの回答
戦争がはじまる前に国内で起こる主な動きについて、過去の事例を参考に教えてください。
ChatGPT:
とても大事な問いですね。歴史的にみると、大規模な戦争が勃発する前には、国内でいくつか共通した「前兆的な動き」が見られることが多いです。もちろん国や時代によって違いはありますが、以下のようなパターンが確認できます。
1. 政治・外交上の動き
- 敵国イメージの強調:政府やメディアが特定国を「脅威」「敵」として描く。
(例:第一次世界大戦前の欧州諸国における敵国報道、太平洋戦争前の日米相互不信) - 外交交渉の硬直化・断絶:妥協点を探る交渉がうまくいかなくなり、最後通牒や経済制裁が強化される。
(例:1941年の日米交渉決裂)
2. 経済・社会政策
- 軍需経済へのシフト:軍備拡張予算の増加、兵器産業やインフラ強化。
(例:1930年代ドイツの再軍備、戦時動員体制の整備) - 生活必需品の統制や備蓄:食料・燃料などの配給制準備、価格統制。
(例:太平洋戦争前の日本の米・石油統制)
3. 国内統制の強化
- 言論統制・検閲:反戦的な意見や政府批判の抑制。
(例:日本の治安維持法や検閲制度) - 国内の敵視・排除:少数派や反体制派が「国家の脅威」とされ、弾圧対象になる。
(例:第一次大戦時の米国におけるドイツ系移民への監視)
4. 国民動員
- 徴兵・予備役の招集:兵士や労働力の確保。
(例:1914年の欧州各国の動員令) - 国民精神の鼓舞:「愛国心」や「防衛の義務」を強調する教育・宣伝。
(例:戦時ポスター、学校教育の軍国化)
5. 国内世論の変化
- 「短期で勝てる」という楽観論:国民の間に「戦えば勝てる」という空気が広がる。
(例:第一次大戦開戦時の欧州諸国の祝賀ムード) - 敵国に対する恐怖・憎悪の増幅:報道や宣伝による感情的な動員。
まとめ
戦争前には「外交の行き詰まり → 軍備拡張と経済統制 → 言論・社会の統制 → 国民動員」という流れが繰り返し見られます。これらが重なっていくと、戦争は不可避な「空気」として社会に浸透していきます。
ご希望であれば、
- 日本に特化した事例(明治~太平洋戦争前)
- ヨーロッパ(第一次・第二次大戦前)
など、地域や時代ごとに整理して具体的な「国内での動き」を比較できますが、どちらに焦点を当てましょうか?
あなた:
第二次大戦前はどうでしたか。
ChatGPT:
はい、第二次世界大戦前の動きを見ると、まさに「戦争前に国内で起こる典型的なプロセス」が多く見られます。以下、代表的な国ごとに整理してみます。
1. ドイツ(ナチス政権)
- 再軍備の開始(1935年以降)
・ヴェルサイユ条約で禁止されていた徴兵制や軍備拡張を公然と再開。
・航空機・戦車など大規模な軍需産業に投資。 - プロパガンダと世論統制
・ゲッベルスによる宣伝省を通じて「民族の誇りの回復」「生存圏(レーベンスラウム)の確保」を強調。
・反対派は弾圧され、ユダヤ人や共産主義者を「国内の敵」と位置づけ。 - 経済と生活の戦時化
・公共事業と軍需産業によって失業率を大幅に減少。
・国民は「繁栄がナチスのおかげ」という認識を強め、戦争準備が社会的に受け入れられる。
2. 日本
- 外交の行き詰まりと制裁
・1931年の満州事変以降、中国大陸での戦線拡大。
・国際連盟を脱退(1933年)、国際社会から孤立。
・アメリカやイギリスから経済制裁(石油・鉄鋼)が強まる。 - 国内の統制強化
・治安維持法による言論弾圧。
・新聞・ラジオでの戦意高揚報道。 - 国家総動員法(1938年)
・労働力や物資の動員、価格統制を国家が直接管理。
・「配給制」や「統制経済」が整備され、平時から戦時への移行が進む。 - 国民精神の鼓舞
・学校教育での軍事色強化(修身・軍事教練)。
・「八紘一宇」「国体」などのスローガンが普及。
3. イギリス・フランス
- 宥和政策の限界
・ドイツのオーストリア併合(1938)、チェコスロバキア解体(1939)に譲歩。
・国内世論は「平和維持」を望みつつも、徐々に「軍備拡張の必要」を認識。 - 再軍備の動き
・空軍・海軍力を強化し、防空施設(地下鉄シェルターなど)を準備。
4. ソ連
- 国内の徹底的な統制
・スターリンによる大粛清で反対派を排除。
・計画経済を通じて軍需生産を強化。 - 独ソ不可侵条約(1939年)
・戦争開始直前にドイツと条約を結び、短期的な安全保障を確保。
5. 共通する国内の流れ
- 経済:軍需産業の拡大、統制経済
- 政治:言論・反対派の弾圧
- 世論:敵国イメージの固定化と戦意高揚
- 外交:制裁や同盟、最後通牒などで緊張が極限化
つまり第二次大戦前は、各国で「経済・軍事の戦時化」と「社会の統制」が進み、戦争が始まる前にすでに国内は戦時体制へと移行していた、と言えます。
————————————————————-ここまでChatGPTの回答
