國府朋江 弁護士記事

2019年11月5日(火)

介護保障ネット7周年シンポジウムin福岡のお知らせ

弁護士の國府です。

私が弁護士になった頃から取り組んでいる活動の一つとして、重度の身体障害がある人が地域で暮らしていくための介護支給量(公的な給付におけるヘルパーの時間数)を獲得する行政交渉があります。「介護保障ネット」とは、介護支給量を獲得するための弁護士と障害当事者団体のネットワークで、今年で設立7周年、会員弁護士は全国で100名以上います。私が弁護士になって今年7年目で、1年目から介護保障ネットの案件に関わってきましたので、介護保障ネットの活動とともに弁護士として活動してきたようなものです。

ちょっとした体位調整や寝返りが自分ではできなかったり、水を飲むことができなかったり、人工呼吸器を使っていて見守りがないと危険が生じるような人はたくさんいます。その人達には、職業ヘルパーによる日常生活の支援が必要です。家族による支援では、本人も遠慮して家族にしてほしいことをしてと言えないし、家族も間断なく生じる日常生活に必要な動作を支援するため、24時間気を張っているのでは健康を害してしまいます。

そのため、自分の体の状態や生活に合わせてヘルパーに家に何時間いてもらって支援を受けるか、行政(障害福祉課とか在宅支援課とか名前はいろいろです。)へ申請をするわけですが、申請した内容が、本当に本人の必要な実態と合っているか、必要性をきちんと伝えられているか、弁護士がチェックして、一緒に申請するための書類や添付資料を作って、本人や支援者と二人三脚で申請をします。もちろん自分だけでも申請はできるのですが、必要性がきちんと伝わっていないと、必要なヘルパー時間数が得られないという事例がたくさんあるのです。

このような必要なヘルパーの時間数が得られていないという障害当事者の声にこたえて結成されたのが介護保障ネットです。

介護保障ネットでは、全国各地からのお問合せに応じ、時には弁護士が一緒に行政交渉をするということでお仕事を受任し、これまでたくさんの事案に関わってきました。私は、「福岡障害問題弁護団」という障害のある人の権利擁護のための活動をするぞ!という弁護士の集まりに所属しているのですが、その福岡障害問題弁護団でも5名の方の案件に取り組んできました。

7周年シンポジウムでは、全国各地で介護保障ネットとともに行政交渉をした、いわば「卒業生」ともいえる方々を招き、行政交渉をしていた時のことや、今の生活について聞きます。また、福岡弁護団の取り組みについても紹介させていただく予定です。

介護保障ネットの周年シンポは、毎年行っているのですが、いつもは東京近郊や大阪・兵庫など近畿圏が多く、福岡開催は初めてです。

福岡にお住いの皆様にも、私たち介護保障ネットの活動を知っていただきたく、ご紹介させていただきました。参加費無料、事前予約なし(情報保障が必要な方は11月18日までにkaigohoshou@gmail.comまでご連絡ください。)です。是非ご来場ください。

日時:12月18日(水)16時~19時半(開場15時半)

場所:アクロス福岡7階大会議室(福岡市中央区天神 1 丁目 1 1)

7周年シンポチラシ(修正)

 

 

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弁護士紹介國府 朋江

國府朋江 弁護士

弁護士登録:2012年

京都出身で、福岡には全く地縁はありませんが、福岡の魅力に惹かれてやってきました。
自分は弁護士に関わり合いになることはない・・・そう思われる方が大半だと思います。
しかし、労働、離婚、相続、交通事故、近隣問題といった様々な分野で、自分が望むと望まざるとにかかわらず、紛争の当事者となってしまうことはたくさんあります。
争いごとに巻き込まれると、それだけでとても精神的にも肉体的にも大きな負担がかかることになります。
そのため、私は、ご依頼者の気持ちに寄り添ってお話を聞くことに力を入れています。また、どのようにすれば最もご本人にとっての利益になるのか、法的側面から検討するとともに、ご本人の負担を軽減し、次のステップへと進んでいただけるようにしたいという思いから、ご提案をさせていただいています。